2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

移入種の事例4.

(4)タイワンカワニナを含むヌノメカワニナ(Melanoides tuberculata) 東アジアから中東、北アフリカにかけて熱帯〜亜熱帯の広い範囲が原産の巻き貝。西インド諸島やブラジルで生物学的防除のために導入されたが、高密度に達して在来の貝類を駆逐してしまう…

移入種の事例3.

(3)コモチカワツボ (Potamopyrgus jenkinsi) ニュージーランド原産の小型の巻き貝。ヨーロッパの各地に侵入し、北米にも近年侵入した。国内では神奈川県や滋賀県などから報告がある。学名のPotamopyrgus jenkinsiはPotamopyrgus antipodarumのシノニムで…

移入種の事例2.

(2)フロリダマミズヨコエビ (Crangonyx floridanus) 北米原産のヨコエビ(甲殻類)。アメリカの西海岸への国内移入が報告されている。ヨーロッパでは同属のCrangonyx pseudogracilisの移入が報告されている。国内では多摩川流域などから報告があり、現在…

移入種の事例1.

(1)シナヌマエビを含むカワリヌマエビ属外来個体群 (Neocaridina denticulata supsp. Complex) 日本には在来種としてミナミヌマエビが南西日本に分布しているが、アクアリウムでの飼育や釣り餌としての利用のため中国などから亜種のシナヌマエビなどが輸…

特定外来生物等の選定に係るパブリックコメント

環境省報道発表資料の平成17年8月11日付『特定外来生物等の選定に係る意見の募集(パブリックコメント)について』に対して環境省自然環境局野生生物課宛てコメントを電子メールで提出した。この手の作業はつい締切ぎりぎりになってしまうのがいつものパター…