移入種の事例3.

(3)コモチカワツボ (Potamopyrgus jenkinsi)
ニュージーランド原産の小型の巻き貝。ヨーロッパの各地に侵入し、北米にも近年侵入した。国内では神奈川県や滋賀県などから報告がある。学名のPotamopyrgus jenkinsiはPotamopyrgus antipodarumのシノニムであるという説もある。単為生殖を行うため、1個体が侵入しただけでも定着する可能性がある。また非常にサイズが小さいので持ち運ばれやすい。この種は爆発的に増殖する能力を有しており、定着してしまうと生態系を変えてしまうおそれがある。


神奈川県環境科学センター 2004,県内河川に分布を広げる外来種,環境科学センターの記者発表資料(平成16年2月25日)
http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/release/200402/25-01.htm


西野 麻知子 1999,【Q&A】新たに滋賀県に侵入した巻貝、コモチカワツボ,オウミア(琵琶湖研究所ニュース),No.65.
http://www.lbri.go.jp/omia/65/omia65.htm#omia65-3


Global Invasive Species Database
http://www.issg.org/database/species/ecology.asp?si=449&fr=1&sts=


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