特定外来生物等の選定に係るパブリックコメント

環境省報道発表資料の平成17年8月11日付『特定外来生物等の選定に係る意見の募集(パブリックコメント)について』に対して環境省自然環境局野生生物課宛てコメントを電子メールで提出した。この手の作業はつい締切ぎりぎりになってしまうのがいつものパターンだ。
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6252


[件名]特定外来生物等の選定について
[宛先]環境省自然環境局野生生物課
[氏名]、[郵便番号・住所]、[電話番号]、[FAX番号] 略
[御意見]
1.意見の対象となる種
資料中に掲載されている生物ではありません

2.意見の要約
 陸水産の無脊椎動物ですでに国内に移入・定着している生物種が複数存在しているが、要注意外来生物リストにさえ掲載されていないものが多い。これらの種についての被害に係る知見は不足しているが、在来種を駆逐するなどして、生態系に影響を及ぼすおそれがあるので、今後の検討対象としていただきたい。

3.意見及び理由
今回の改訂では専門家などより幅広く意見を取り入れ、無脊椎動物の移入種が特定外来生物にリストアップされるなどしていますが、陸水産の無脊椎動物については手薄だと感じられました。
陸水産の無脊椎動物では、すでに国内に移入・定着している生物種が多数存在していますし、海外では移入種として注目を浴びている種も数多く知られています。これらの生物種については国内での研究報告は必ずしも充分ではなく、今すぐに特定外来生物に指定することは困難であるとしても、要注意外来生物リストに掲載し、今後の検討対象としていただきたいと考えます。
いくつか事例をあげさせていただきますが、これらの種以外に検討すべき種がいるかもしれません。また、無脊椎動物については随伴の寄生虫が多数存在しますが、それらの持ち込みについても専門家の意見を可能な限り取り入れていただければと思います。


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