深海生物の展示

千葉中央博物館*1で開催されている特別展「驚異の深海生物 − 未知の深世界をさぐる −*2」を見に行ってきた。展示を担当したKさんから聞いていたが、スケジュール的にも準備が大変だったらしい。


まず入口近くには目がマウス鮫じゃなくてメガマウスザメ。こいつは実際に千葉県内に打ち上げられたものから使えるところを部分的に切り取って、足りないところはレプリカによって復元しているそうだ。死体はさぞかし臭かったことでしょう。展示室はⅠとⅡの2つに分かれている。まず展示室Ⅰの入って右手の深海魚の標本に見入ってしまったが、淡水の魚を見慣れた目には、よりによって変な形をした魚ばかりに見える。しばし見とれていたが、順路と逆に入ってしまったことに気がつき、入口左手へ行く。天井からなにやらぶら下がっている。なんたらグソグムシとか、ここで撮影しようと思ったが、デジカメのシャッターが切れない。あきらめてじっくりと観察することにする。それにしても無脊椎動物の標本をよく集めたな。白っぽくてコントラストがない標本の展示方式はとても参考になる。うちでもやってみよう。深海熱水鉱床の映像はとても面白い。怪しげにうごめくエビたち。そのうち、お腹も空いてきたので、とりあえず食堂でお昼ご飯。


そうこうするうちに、展示解説員さんとのツアーの時間だ。大きい声でゆっくりしゃべってくれるので、分かりやすい。解説員の質問にいちいち答えてくれる子供たち。なんていい子たちなんだ。


さらに粘って、研究員による解説タイム、ミュージアムトークだ。Kさんの解説を聞くまでは帰れないと思っていた。苦労話もまじえつつ、深海の話し、生物の話しをするKさん。ときどき専門用語がポロッとでていたが、お客さんも一般の人にしてはいろいろ知ってそうだったので問題なし。そうそう展示室Ⅱにはオキナエビス類とか宝石サンゴがありましたよ。博物館が開館した頃に買い集めたんでしょうか。


おみやげが欲しいと思って、ミュージアムショップを見ていたら、Tシャツが3種類あった。人気があるのか、すでに欲しいサイズがない。結局、深海魚のデフォルメしてないイラストが数点描かれているTシャツを買ったが、デフォルメしてあるイラストのTシャツと見た目はそれほど変わらない。