バンクーバートランジット

前方の通路側を選んで正解。ただし、お手洗いは機内の探検をかねて、一番後ろまで行くことが多かった。


外の景色はよく見えなかったが、バンクーバーに到着。美しい海が近くて、ここは居心地がよさそうだ。余裕があったら立ち寄りたいところ。さあ、これからが問題のトランジット。時間が余りなく。一旦入国扱いになるか、手荷物チェックが入るのかどうか、情報が錯綜していて、何が起こるか予想できない。


シートベルトの着用サインが消えて、持ち込み手荷物を出して、待機していたら・・・、い、いつの間にやら、ずーっと後ろの座席にいたはずのKさんがすぐ近くに来ている。さすがです。集団の中をぶち抜いてくるのは得意とみえる。


飛行機から出たところで、なにやら紙切れを持った地上係員さんが私の名前とKさんの名前を叫んでいる。さっそく話しを聞くと、国際線乗り換えの人は専用のルートがあるらしい、とにかく行け、右の方だ、荷物はメキシコシティーに直行するので心配するな、という(英語でよかった)。後からきたKさんと入国審査のゲートに辿り着くと、左手の方にうねうねとした行列ができているが、右手の方は空いている。係りの人に確認すると、入国しないで国際線トランジットの人は右手のゲートだそうだ。ラッキー!


わずか数分で入国審査の順番が来た。パスポートを渡し、少しだけ話しをしたが、ここからは普通とは違った。なにやらラミネートされた紙をもらい、入国のゲートは通らずに、右手のルートへUターン。ここでゲートを通ろうとした人は差し戻されていた。そして係員の案内でエレベーターに乗って、あれあれ、国際線の出発ロビーにいきなり辿り着く。要するに入国と出国を1回の審査ですませたということか。なんと合理的なんだろう。


それにしてもクーポンしか持ってないんですけど、どうやって飛行機に乗るんだろう、と思っているうちに、メキシカーナの搭乗ゲートを発見。ここで、Kさんが一手に交渉してくれたが、私一人なら路頭に彷徨ったかもしれない。このトランジットは海外慣れしている人じゃないと無理ですね。


しばし時間はかかったが、搭乗券をゲットし、売店でサーモンの寿しとビールをゲットし、Kさんに感謝の意を込めておごる。カナダ$を持っていてよかった。