新聞記者の取材

i-Boを見たT新聞の記者さんから取材の申し込みがあったのが一昨日のこと。お昼過ぎに記者さんがやってきた。研究所を案内しつつ、新種の記載論文、学会発表ポスターの縮刷版&要旨、K県博の図録の3点セットをお渡しする。引っ越し先の研究室に行ったが、自分の机は段ボールの山なので、隣の実験室にて質問を受けることにした。しかし、そこにも引っ越し荷物があったので、かき分けて取材場所をセット。といっても自分の写真を撮られるわけではないのでよかった。


そもそも小笠原から未だに新種が何種もでてくることに興味を持って頂けたようで、こちらも研究した甲斐がある。質問をいくつか受けるうちに研究者ならツッコミを入れないようなところにも素朴な疑問をいただいたが、勉強不足で答えられず、恥ずかしい思いをした。それについては教科書を読んで勉強しないといけない。その手の本はすでに買ってはあるのだが、とりあえず必要性の高い文献を先に読む癖がついているので、後回しになっていたのだ。それにしても専門外の人に理解していただくためには、こちらもしっかりと理解していなければならない。依頼原稿なら時間をかけられるが、取材の場合リアルタイムなので、常日頃から頭の中を整理しておかなくてはならないと反省させられた。記事に使われる固有種の画像を何枚かお預けしたが、研究者的には面白くても新聞的には載らないものもあるとか。


いつ記事になるかまだ決まってはいないそうだけど、後で年齢聞かれました。satanii(**才)とか載るんでしょうか。