民宿の水槽にヌノメカワニナ

今回は、いつも泊まる宿が満員だったので、すぐ近くの民宿へ泊まることにしました。常宿の方には、なんでもテレビの撮影スタッフが泊まっているらしいです。そういえば、おがさわら丸のなかでも撮影してましたね。どんな番組を作るんだろう。

そのはじめての宿に入るなり、入口近くの水槽を覗き込んだら、なんと移入種のオンパレード。グッピーにマツモ、ヌノメカワニナ・・・ うーん、予想をしていたこととはいえ、いきなりでした。移入種とはまったく知らずに飼っているようですので、頃合いを見てゆっくりと話しをしてみよう。

小笠原についた初日はまず役所巡りです。なんせ怪しいことばかりやっているので、オーソライズされた腕章は必携です。まず腕章と入林許可証をゲット。その後、支庁に立ち寄ってご挨拶。お世話になっているNPOまで歩いて行きました。それから、優先順位の高い調べものをしに水産センターに行き、所長さんや研究員の方みずからいろいろ教えて頂きましたし、長年島に住んでいる方からもお話しを伺うこともできました。港でお話ししたばかりなのに、とても親切にしていただき恐縮してしまいます。

それから、採集道具をとりに宿に帰り、日が傾いて気温が下がり始めた頃に温度ロガーの捜索に向かいました。肝心のロガー2つのうち1つは見つけられず。明日のリターンマッチ。ここで、河川感潮域の泥臭さと自分の汗臭さの入り交じった臭いにハッと我にかえり、耐えられなくなってしまったので、直ちにシャワーを浴びに宿に帰り、ついでに洗濯もしてしまいました。そのまま、晩ご飯を食べに行って、知り合いのところに立ち寄ったりしながら、自動販売機や電話ボックスで燈火採集です。とあるビールの自動販売機の前でじーっと虫を観察していたら、顔見知りに捕まってしまいました。いやー見られてますね。