Stimpson's Journal (1853-1856)

日本甲殻類学会*1から"Crustacean Reasearch, Special Number 5"として"William Stimpson's Journal from the North Pacific Exploring Expedition, 1853-1856"*2が出版された。巻頭ではVasileらによる解説がなされ、StimpsonによるJournal*3に引き続き、the Proceedings of the Academy of Natural Sciences of Philadelphiaに連載されたProdromus*4のうち甲殻類に関する部分などがAppendixとして収録されている。
この本が出るのを待ちかねていた。というのも、Stimpsonによる記載が載っているProdromusは古本で買うととても高くて入手困難だし、Stimpsonにより記載された種が小笠原や下田でどういうふうに採集されたか知りたかったからだ。
また感想については追って書きます。


*1:http://wwwsoc.nii.ac.jp/csj4/index.html

*2:Perryの後を追いかけるようにしてきた調査隊のことは意外と知られていないけど、私の関連分野では重要なんです。

*3:ここではいつどこに行って何を採集したかなどの記録が載っている

*4:Prodromus Descriptionis Animalium Evertebratorum Quae in Expeditione ad Oceanum Pacificum Septentrionalem, Johanne Rodgers Duce, a Republica Federata Missa, Observavit et Descripsit W. Stimpson. Philadelphia, 1857-1860.