ツボカビ病、淡水エビにも感染

カエル類に感染して、絶滅を引き起こすといわれているツボカビ病ですが、淡水産のエビ類もそのカビが感染するという話をどこかでチラッと読んで気になったので、元の論文を探しましたよ。

Rowley JJL, Alford RA, Skerratt LF (2006) The Amphibian Chytrid Batrachochytrium dendrobatidis Occurs on Freshwater Shrimp in Rain Forest Streams in Northern Queensland, Australia. EcoHealth 3:49-52.
http://www.springerlink.com/content/p505552h8g03w25m/


フィールド調査を行ったのはオーストラリアの2河川で、対象とした分類群はCaridina zebraMacrobrachium属。Macrobrachium属は種まで同定していませんが、おおまかに淡水産のコエビとテナガエビと思ってもらってもいいでしょう。2つの河川で調べた結果、Phyton CreekではCaridina zebraのみツボカビが確認され、Lower TullyではMacrobrachium属で確認されています。Quantitative Diagonostic PCR Testsって、なんて訳すんだろう。


PDFをダウンロードできるので、関心ある人は論文をご覧になってください。